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Lefty of Reysol


 No rain, No rainbow.
雨上がりの日立台に、左足で虹を架ける舞踏家あり。

<千葉県U-18リーグ@8/30日立台人工芝>
柏レイソルU-18[A] 7-0(前半1-0)市原緑高
得点者:田中×2、輪湖×2、太田×2、浜嶋

★レイソル先発
−−−09田中/3−−−11山本/3−−−−
14輪湖/2−18太田/2−15山中/2−19篠原/2
12中谷/3−04大島/3−13豊嶋/2−05C須藤/3
−−−−−−−16岡田/2−−−−−−−

篠原→23磯村/2(最初同位置、ややあって太田と位置交換)
山本→22浜嶋/2
(自分専用備忘録:キャプテン腕章なし)

当初、県サッカー協会より発表されていた日程では、11時キックオフだったんです。トップ練習は16時からなので、インターバルに所用を済ませ、完璧な有給休暇だとプランニングしていたのですが…11時少し前、日立台へたどり着くと、そこにいたのは、野球場の新・天然芝フィールドを整備するスタッフに、田村コーチとマンツーマンでサーキットトレーニングを行う由紀彦さん、そして13時から練習とサイトでは書かれていたBチームの面々だったのでした。試合開始は17時だと伝え聞き、トップ練習前に舞い戻ってきました。

ショートパス、鳥かご、6対6―目は自然と柳澤さんを追っています。新・天然芝初使用の6対6ではレギュラーのボランチより後ろのメンバーと向き合う相手役の左CMFで、タスクはパス出し(サイドへの展開)とゴール前までの攻め上がり! 速く寄せられると判断が遅れ、「展開しろ!」と怒鳴られてました。オフ・ザ・ボールの動きを努力している只中なのですが、やっぱりボールを持つとイキイキしますね。水を得た魚。

レギュラーの攻撃陣はその他のメンバーと、両サイドアタックからのシュート練習。野球場の隅でボールと戯れていた下部組織の小さな選手が、いつしか座ってトップの練習を眺めていました。人工芝と野球場とサッカー場は隣接しています、しかし、その間には見えない…選ばれし者しか越えられぬ深い谷があるのです。

8対8に増え、どんどん面白くなりそうな…と感じ始めた頃で、時間切れ。キックオフ時刻です。この後、トップは紅白戦を行い、それに参加できない選手(稼動可能人数が多いので、どうしても…)は別で練習していたと思います。いや、チラチラとしか見てないので、定かではないですが。そしてランニングしつつ人工芝の様子をしっかりうかがっているのが、柳澤先輩なのですよ。

さて、試合ですが―そうそう、こちらもゴール裏では小さな選手達たち座って試合を眺めてました。まず、ボール回しがかなり速いと感じました。相手からボールを奪うと、一気にスピードアップして襲い掛かるのです。そして、サイドから崩そうという意図が明確。アウトサイドのみならず、両SB(須藤くんは力のこもった声出し、中谷くんは献身的な走りや守備も目につきましたよ!)、時には大島くん(上がる意識が高いのはいいですが、切り替え早く戻ってくれると嬉しいかな…)までが積極的に攻撃へ参加します。ただ、前がかりにはリスクもあって、カウンターでフィニッシュまで持っていかれる場面〔ピンチ〕が何度も何度もありました。岡田くんのセービングと、留守を預かっていた豊嶋くんに助けられた面も多々あるかと。

先制点は中央の山本くんが右サイドの篠原くんへ出し、篠原くんも、そのまま駆け上がって打てそうでもありましたが、センターでフリーの田中くんを見つけてパス、そうやって決まったものでした。

後半はさすがに多少勢いは衰えたものの、田中くんの左からの長めのショットで加点(すみません、このあたり事情があって“トップ練習後のピアノ前”へ移動していたので、曖昧です)したのは、まだ前座でしかありませんでした。

本日の主役は、左サイドにいました。前半からサイドアタックの多くはその突破によってなされ、また、時にはセンターへ入ってきて、小学生からの気心知れた戦友である山中・太田の両MFとボールをやり取りして、前へ進んでいきました。前半終盤にあった“予兆”も、このトライアングルの一辺をボールがなぞったものでした。

山中くん、髪を切って、ちょっとナイキプレミアカップの動画を彷彿とさせる面影なのですが、そのパスをサイドで受けた輪湖くんのループは。

惜しくもネットの上へ乗っかって。

後半、レイソルの左サイドは観客から遠い側だったのですが、むしろそのお陰で、ロテイロが描いた弧も、宙に飛び上がって小さくガッツポーズする姿もよく見えたくらいです。輪湖くん、とても綺麗なミドルループをゴールへ架けてくれたのです。それも立て続けに…2連発。ギャラリーは喝采の嵐。美しい2得点は相手の気力を一気に奪い取り、さらに2年生トライアングルに活躍の場を用意したのでした。

監督の指示により、途中からサイドに出た太田くんがサイドを駆け上がっていきます。その太田くんを、物凄い勢いで…殺気だった、とさえ形容したくなるような空気をまとって抜かしていったのは、須藤くんです。鬼気迫るキャプテンのマイナスのボールを受けた太田くんは、それをサイドネットへ蹴りこんだのでした。加えて、中央で囲まれた浜嶋くんが外へ出したボールを、太田くんは結構厳しい角度から再びサイドネットへ刺してくれました。終了間際には、太田くんが逆に右サイドからファーサイドの浜嶋くんへ送り、胸トラップから慎重にボレーを決めてトドメ。





敬愛する相馬直樹さんが、サッカーを「“人間”対“人間”の戦い」と表現されていました(リンクしたエントリはレフェリングがテーマなのですが。だから当然TBもしません!)。

人は体調や感情に波があり、またピッチ内での80分なり90分なりよりも遥かに長い時間を、フィールドの外で過ごしています。固有の、決して他とは溶け合わぬ11+11+3の我が、多くはないルールと1つのボールで織り成した作品がサッカーであり、一つ一つのプレーは、各選手の自己主張の一形態でもあるのです。だから、人間観察が好きな私には、ヒトの性がより露になりやすいサッカーは、飽きずに眺め続けられるエンターテイメントなのです。

エントリタイトルは、Rising Reysolで鈴木達也さんが好きな言葉と言っていた、ハワイのことわざです。待てば海路の日和あり―信じない理由なんてない、1ヶ月前に見た笑顔は決して色褪せはしませんから。

P.S. リード文のアイデアを下さったRさんに感謝。こんなものでいかがでしょうか?

2006-09-02 20:13:02|Comment 2|TrackBack 0


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